12/31/2008

2008〆

大晦日。
今年も残りわずかですね。年越しそばはもう食べましたか?

思えば去年の今頃は、ケニーの家で年越しそばを食べていました。1年って本当に早いものですね~(笑)。

世界のカヌーレース第3弾を書きたいところですが、最近レース紹介の内容が多いので来年に持ち越します。代わりにV1レースのビデオで今年を締めたいと思います!知ってのとおりV1にはOC1のようなラダーはなく、パドラーがステアしながらパドルします。なのでステア技術はもちろんのこと、OC6・V6と違った身体の使い方が要求されます。

9分弱と少々長めのクリップですが、OC1との違いや体の使い方など分析しながら楽しんで観てください。

Super Aito 2008


来年もKennyとAlexと3人でブログを書き続けていくのでどうぞ宜しくお願いします。

Have a Happy New Year,
Seiya

12/23/2008

IVF World Sprints 2008

今日はIVFのイベントの紹介をしたいと思います! IVFとは2年に一回行われている世界各地から国の代表や地域の代表のクルーが集まってレースするスプリントのイベントです。(ヨーロッパの国も多数参加しています)

ただしイベントでは日本でよくみられるOC-1やOC-6ではレースしません。大会の名前どおりハワイのアウトリガーではなくVa'a (タヒチ語でカヌー)をでレースが行われています。OC-6はもちろん、OC-1もVa'aなので日本でよくみられるOC-1とは違い、ラダーがついていません。なので、漕ぎながらステアーしなければいけません。(ハワイで試してみましたがありえないほど難しいです...)

なので今後Va’aの話をする時はOC-6、C-1ではなくV6、V1と書きます。

レースは短くて数百メートル、ながくて一キロ弱の距離をスプリントで漕ぎます。毎年各レースで優勝をしているのがフラットのコンディションで漕ぎなれてV-1やV-6を乗りこなすタヒチのチームです。

今回のビデオは19歳以下とオープンメンズのV-1スプリントレースで優勝したTaaroa Duboisです。このレースで決勝に残ったのはほとんどタヒチのパドラーたちです。

ご覧のとおり凄く足を使っています。まるでC-1をこいでいるようにお尻がシート離れるほど足を使っています。これはV-1は体がOC-1と違い水面から離れているからだと思われます。

凄いテクニックですが普通のパドラーがスプリントじゃなく長距離のレースで漕ぐとカヌーが揺れすぎて効率が悪いと海外のブログでは書かれています。でもスプリントの時はカヌーをグライドさせるよりパワーで漕いだ方が早いとみられます。是非OC-1やOC-2シーズンなので試してみてください。ただしこの漕ぎ方では長時間もたないので要注意!

ちなみにこれがDuboisの長距離の漕ぎ方です!違いが明らかにわかりますね。


今後もっとテクニックやV-1の情報を紹介していきたいと思います!
明日はクリスマスイブですね!混んでいる都会にでるのではなく、誰も人がいない海で漕ぎましょう!
Merry Christmas and Happy Holidays、
Kenny

12/20/2008

世界のカヌーレース②

予告通り第二弾です!

さて、今回は南米最大の国、「Brasil」
日本でブラジルといえばサッカーのイメージが強いですが、綺麗な海にも恵まれアウトリガーを漕ぐには絶好のロケーションです!


ブラジルでは“Rio Va'a”という国際レースが毎年12月に開かれています。リオデジャネイロを拠点とするRio Va'a Clubが主催するこのレースは、先日行われた2008年大会が7回目でした。参加国は開催年度によって様々ですが、ブラジルを中心とした南米諸国(チリ、アルゼンチン)、オーストラリア、ハワイ、タヒチ、イタリアと世界中からチームが集結します。

レース概要は、OC6、OC2、OC1がOpen Men・WomenとMaster、そしてJuniorのディビジョンに分けられています。ハワイのQueen Liliuokalani Canoe Raceに似ていて、コースはコーストラインにそって設定されており、写真からは場所によってはコナよりもうねりが強い印象を受けます。





サッカー代表のようなブラジルのユニフォーム。カッコイイ!!
そして、どの大会でもレース後、みんなでお互いを称え合う姿はいいものですね!!


Seiya

12/12/2008

世界のパドリングスポーツ:サーフボート

今回の動画はなんとハワイからの動画ではありません!
このスポーツはオーストラリアやヨーロッパで行われているサーフボートというスポーツです。オーストラリアやヨーロッパでは賞金ありの大会も行なわれているそうです。アウトまで漕いでどのチームーが一番早く浜まで戻ってこれるかというレースです。ドラゴンボート、アウトリガーカヌー、サバニ、や沖縄のハーレーもそうですがパドリングというスポーツは世界中で行なわれています。今後も面白いパドリングスポーツがあったら動画をアップしたいと思います。


危険そうだけど。。。すごく楽しそう。一度はやってみたいですね

こんな動画を見ると波が高いから今日はカヌー出せないねなんていってられないですね!今週末漕ぐ際はこうならないように要注意:)

Keep Paddling,
ケニー

12/08/2008

世界のカヌーレース①

最近、ますます寒くなっていますが、皆さんパドルの調子はどうですか?

さて今回はタイトル通り、世界のカヌーレースを紹介したいと思います。ハワイやタヒチなどの大会は皆さんご存知だと思いますが、アウトリガーは他の地域でも盛んに大会が開かれています。

まず第一弾は「NEW YORK」


青森県とほぼ同じ緯度に位置するニューヨーク。言わずと知れた大都市ですが、ここにもしっかりクラブが存在しています。自分は6年も住んでいたのに全く知りませんでした…(汗)。New York Outrigger(NYO)は1996年に教育NPOとして設立され、カヌーを通してレクリエーションの提供と文化を広めることをmissionとしています。そんなNYOですが、毎年夏にLiberty World Outrigger Competitionという国際レースを開催しています。参加チームは十数チームと大会の規模はそれ程大きくないようですが、大都市で行われる数少ない特殊な大会です。写真に見えるように、やはり大都市の海は汚いですね(笑)。今年は、東海岸のクラブやアリゾナ、ハワイ、カナダ、そしてイギリスのクラブが参加しました。

コースマップ
Manhattan Bridgeからスタートし、すぐにBrooklyn Bridgeをくぐります。そこからダウンタウンを右手に眺めならがらNew Jerseyとの州境、Hudson Riverへ。ブイを回り、建国当初に移民の入国審査を行っていたEllis Islandを通過。自由の女神でターンし、Governor’s Islandの外側を通りフィニッシュ。全15マイル(約24km)のコースです。この大会はOC6のみですが、Men's・Women'sそれぞれのOpenとMaster、そしてMix(11マイル)の4つのディビジョンに分かれています。
日本に例えれば、東京湾のレインボーブリッジあたりからスタートし、お台場・品川を横目に進み、葛西臨海公園・ディズニーランド手前で荒川に入って、途中で折り返しレインボーブリッジに戻ってくる。といった感じでしょうか?

「ニューヨーカーにできるなら、東京人にも出来るに決まってる!」と思うのは僕だけでしょうか?いずれ日本各地にもたくさんクラブが設立され、大会も多く開催されるようになるといいですね。世界のカヌーレース、第二弾に乞うご期待!

Seiya

12/02/2008

語り継ぎのルール



古代のハワイの伝統は全部、次の世代へ語り継いで
僕たちの時代までたどり着いた。そしていろんな物事に対していろんな説がある。「ハワイの島を初めて発見したタヒチ人は誰だ」とか「ハワイの島はどのように生まれたのか」など説は色々。いろんな人が違う説を語り伝えて行く内にハワイの本当の伝統や神話が何なのか分からなくなってしまった。ちなみに僕はその中でも古代のハワイアンの視点から伝えられた神話が一番面白いと思う。

今日のポストは最近読んだMARINA OUTRIGGERのブログでポストされたカヌーに関するルールの事です。僕もハワイで漕いでた頃このルールに出会った事は何度かある。しかしコーチによってルールも違ったり、どこまで守るかは結局自分次第。古代のハワイのようにKapu(タブー)を破って死刑になるわけでもないのでご心配なく。全部英語だったので少々雑ですが自分で翻訳してみました。


1.) カヌーは家族の一員として扱う。カヌーが作られお祈りをした後、カヌーは生き物の様になる。その為人間の様に扱え。海に出る前に手入れをしておく事。海から陸に戻った時はきれいにする事。カヌーが陸に上がっている時はカヌーの上に座らない、カヌーの上を飛び越さない(陸でカヌーのエキササイズの為なら座っても良い)。ハワイでは人の上を飛び越えるのは寿命を短くすると思われていたのでカヌーでも気をつけましょう。

2.) カヌーを陸に置く時は必ずノーズを沖に向けて置く事。古代のハワイでは他の島からの攻撃に対応できるようカヌーを必ず沖に向けて保管していた。時にはamaを他のカヌーのI’akoに重ねて保管しても良い。

3.) カヌーを保管する場所の周辺のopala(ゴミ)を片付ける事。人に何 か言われるのを待たず自分で行動すること。 (Hoe aku i ka wa`a : カヌーを進めよう) 皆で助け合うとの事です。

4.) カヌーが運ばれたり、きれいにされたりする時は皆で助け合う事。これはカヌーを運ぶとき、カバーを掛けるとき、保管するとき、 淡水でカヌーを流すとき、カヌーに傷などがあるかこまめにチェックする時全てに当てはまります。このルールはその日初めて漕いだパドラーからクラブのトップの人までに当てはまります。古代のハワイでは何か大きなイベントの時は必ず全てのメンバーが出きるだけ助け合った。強い者は働き、年寄りは指導と励みを与え、若者は水と食べ物を運んだ、そして練習は必ず皆参加していた。
A`ohe hana nui ka alu`ia どんな大変な作業でも皆助け合えば出来る。

5.) 習慣上ハワイでは距離関係なくカヌーを出発させる前にはお祈りをしていた。お祈りは短くても、ハワイ語でなくても、宗教と関係なくても良い。お祈りをする事によってクルーを一つにすることが出来ます。

6.)カヌーが沖に出ている時はカヌーの中で立たない、ケンカをしない、悪口を言わない。ケンカや悪口を言うとクルー全体の努力やチームワークに消極的な影響を与える。カヌーの中ではアロハスピリットを心がけよう。カヌーの中に泥や砂を運び込まないよう気をつけましょう。
`Ike aku, `ike mai, kokua aku, kokua mai. Pela iho la ka nohana `ohana 人を認めれば人に認められる、人を助ければ人に
助けられる
というのが家族の関係であろう。

7.)自分の席の役割を覚えよう。一度カヌーに乗ったら人はチームの一員になる、その為全てのメンバーが活躍しなければならない。
Komo mai kau mapuna hoe (パドルを水につけよう、皆で頑張ろう。)

8.) 個人的な悩みは早い内に自分で解決しよう。陸で起こった事は陸に置いてく、沖で起こった事は沖に置いてく。カヌ−に乗っている時はチームの一員として熱心に参加しよう。練習も必ず時間通りに来る事、これは特にコーチやステアーや他のリーダー的存在に当てはまる。

9.) カヌーに関わるハワイ語やその発音を正しく覚えよう。英語でもタヒチ語でもよろしいが、ハワイ語で呼ぶ時は正しい発音で言いましょう。
http://holoholo.org/hanahou/hhpart07.html

このルールは僕が見て来た中で一番厳しい例だと思う、特に9番は海外で行われるカヌーに発音まで求めるのは無理があると思う。このようなルールは様々だが、どこまでが本当のハワイの伝統なのかは分からないのでどこまで守るのも自分次第。結局語り継いで僕たちまで来たので人の個人的な意見も混ざり込んでいると思う。でも僕が思うにはこの語り伝えのシステムこそがハワイの伝統だ。結局、毎回少し変わっても上の世代から語り伝えられた説を受け継ぐのが一番ハワイアンなのかもしれない。そこでカヌーは日本に上陸してどのように説は語り継がれ進化していくのだろう。結局タヒチからハワイに民族が移動した時もルールは少し変わったはずだと考えると、現在の世界中に広がって色んな国や人種の人たちに楽しまれるカヌー、はどのようにしてこの様なルールを語り伝えていくのだろうかって考えちゃいますね。進化してもハワイアンスピリットをなくさないって素晴らしい事です。日本でのアウトリガーカヌーの語り伝えが楽しみです。ここまで長いエントリーを読んでくれてありがとうございました。

a hui ho,
Alex

11/26/2008

2008 Man Dragon Run

今月22日に香港でサーフスキー・OC-1のレースが行われました。レースの名前は2008 Man Dragon Run。アジアで一番大規模のダウンウィンドレースです。日本からもサーフスキー5名、OC-1 1名出場されています。

以前紹介したMolokai Soloでもダウンウィンドとは何なのかと紹介しましたが、今回のレースはMolokai Solo(外洋)とは違いコースタル・ランという種類のダウンウィンドのレースです。コースタル・ランとはMolokai Soloみたいに島から島へ漕ぐのではなく海岸沿いを漕ぐレースのことです。

Man Dragon Runには世界中からトップのサーフスキーの選手が毎年集まっています。サーフスキーとOC-1の上位三位の選手は賞金ももらえます。昨年までOC-1のディビジョンは世界中のトップの選手は参加していなかったのですが今年はMolokai レースを8回以上も優勝している Karel Tresnak Jr.も出場ました。

OC-1の結果は予想通りダントツでKarel Tresnak Jr.が優勝しました。

カヌーもレンタルできるし、ハワイみたいに航空券が高くないので是非日本からも来年はもっと参加して世界のトップと戦ってみたいですね!

詳しいレース結果は こちら まで!
湘南アウトリガーカヌークラブのYUSUKEさんとGOHDAさんも出場されたので、今年のレースの詳しい情報は湘南アウトリガーカヌークラブのページでご覧ください。

OC-1優勝者のKarel Tresnak Jr.

Keep Paddling,
Kenny

11/23/2008

続・LIVESTRONG




前回の写真が小さかった為、拡大してアップします。

これなんだか分かりますか??

Seiya

Molokai Solo

皆様連休1日目&二日目は良い天気に恵まれパドリング日和でしたね。
今日も自分とクルーでOC-1とOC-6を漕ぎました。夕方は風とうねりが上がりすごく楽しいダウンウィンドサーフィンのコンディションでした。

そこで今回は世界で一番有名のOC-1ダウンウィンドレースの動画をアップしたいと思います。

www.ocpaddler.com

このMolokai SoloというレースはハワイのMolokai島からOahu島までOC-1/OC-2でダウンウィンドで漕ぐレースです。是非挑戦してみたいですね!

では、明日は天気が崩れるらしいですが連休最終日楽しんでください!

Keep Paddling,
Kenny

11/22/2008

LIVESTRONG

突然ですが、皆さんこのリストバンドをご存知ですか?

このLIVESTRONGと刻まれたリストバンドは、ツール・ド・フランス7連覇という偉業を達成したLance Armstrongが癌撲滅のために設立したLance Armstrong Foundation (がん基金)のグッズです。



25歳で選手として絶頂期にあったLanceは精巣癌を患い、さらにそれが肺と脳にまで移転していたため生存確率は40%以下と宣告されます。しかしLanceは見事にがんを克服し、世界最高峰のレースであるツール・ド・フランスを7連覇。自身の闘病体験から97年にLance Armstrong Foundationを立ち上げ癌撲滅へ様々な取り組みを行っています。そしてその取り組みの中には、なんとアウトリガーカヌーも入っています!!



有名なハワイアンパドラーであるThibert Lussia’aにアウトリガーを紹介されたLanceはがん撲滅へのメッセージを広めるためTeam LiveStrongを結成。以来、Kailua-Konaを拠点に様々なレースに参加しています。今年の夏に僕らが参加したレースにも数チーム出場していて、アイアンマンOpenのディビジョンではなんと優勝!レース後、そういえば不気味な黒いカヌーに途中で抜かれたなぁ・・・と思い出したのを覚えています。LiveStrongはちなみに今年のモロカイにも出場していて、マスターズ部門(40歳以上)で優勝しています。


世の中にはスポーツを通して金儲けだけをするスポーツとは何の関わりもない企業が存在します。しかしTeam LiveStrongの様にスポーツはエンターテイメントであるけれども、同時にたくさんの人たちにポジティブな影響を与えられる素晴らしいものであるという事を再認識しました。Lanceのように自分も将来こんな事がスポーツを通してできたらいいなと強く感じます。


LiveStrong,
Seiya

11/19/2008

Adaptive Paddling

期末試験も終わりやっとカヌーが自由に漕げるようになった!
次いつ漕ごうと考えてる時って幸せですよね。
ここで最近観たビデオを紹介したいと思います。
Adaptive Paddling
Adapt とは合わせる事。
Adaptive Paddlingは漕ぐタイミングを合わせる事ではなくカヌーと言うスポーツを身体障害を抱える人に合わせるとの事です。後Crewのメンバーが皆それぞれ違う障害を抱えてる場合漕ぎ方や重視する点を変えながら合わせる事とです。例えば目の不自由なメンバーが居ればクルー全員が一つ一つのキャッチの瞬間を声に出して漕いだりします。
身体障害にはいろんな種類がある為漕ぎたい人が漕げるように研究を重ねている人が居ます。どうすれば自分はカヌーを漕げるんだろう?と考えるのは凄く大事な事だと思う、その中でもどうすれば皆がカヌーを漕げるんだろう?と考える人は本当に素敵です。
ビデオでは片手のみで漕げる用に開発されたパドルを紹介しています。まだプロトタイプらしいですけど凄いですよね。

今年のQueen Liliuokalani Raceでもステアー以外全員目が不自由のクルーで出てた気がします。Molokai Hoeにも参加しているようです。Molokaiのコンディションを何も見えず漕ぐのは本当に勇気が必要。フリしたらどうなるんだろうと想像してみると本当に命がけになる可能性もあるんだなと感じられます。それでもMolokaiに参加することはお互いCrewに命を預けられる程信頼があるから出来る事なんだろうなって思いました。このビデオを観てカヌーの本来の素晴らしさを感じた気がします。

最近冷え込んできましたけど何とかこの寒さにAdapt出来る方法を見つけて漕ぎ続けられるようにして行きたいですね!

a hui hou!
Alex

11/18/2008

Tahitian VS Hawaiian Paddling Styles

なぜタヒチのパドラーたちはあんなに早いのだろう?何でモロカイをピッチ79で漕げるのだろう?なんであんなデカイパドルで漕げるのだろう?なんでハワイやカリフォルニアのトップチームと漕ぎ方が違うのだろう?と思い今年の夏一週間弱お世話になった Jim Fotiさんに聞いてみました。

一番の違いは漕ぎ方らしいです。

ハワイアンスタイル(カリフォルニアや日本のチームも基本ハワイアンスタイルで漕いでいます)の漕ぐときのフォームで一番意識していることは体を前かがみにして、腹筋と背筋を使い体をひねりながら漕ぐことです。パドルのブレードはしっかり深くさして腰あたりまで体のひねりを使って漕いでいます。しかも漕ぐときは必ずパワー100%で漕いでいます。この漕ぎ方ではハワイのトップチームでもピッチを上げても68ぐらいです。モロカイのレースではJIM所属のLANIKAI (4位、ハワイチームで1位)はピッチ64~68だったそうです。

タヒチのチームはブログの右側にディスプレイされているHawaiki Nuiのビデオを見ててもわかりますが、漕ぎ方が全然違います。パドルは圧倒的にハワイのチームよりでかいのになぜピッチー79-85で60キロ以上を漕げるのか?一番の違いはひねりを使わないことと前かがみにならないことです。タヒチの漕ぎ方の一番の特徴は体の姿勢をまっすぐのばして、肘をまげないで腕だけで漕ぐことです。なのでビデオを見ていても上の手がタヒチのチームは頭の上まであがります。でも姿勢をまっすぐ伸ばしていてはキャッチとが前でできないし、パドルが水中の中で動く距離が短いので効率悪いのでは。。。
普通のシングル・ベント(シャフトがストレート)のパドルでこのフォームで漕いでいたら手首にも負担がかかるし前でキャッチできないのは確かです。なのでタヒチのチームはダブル・ベント(シャフトが曲がっている)パドルを使っています。ただし、OC-6でダブル・ベントを一人だけで使っていたら周りが合わせれなくなるので要注意!OC-6でダブル・ベントを使うのはステアー以外の全員がダブル・ベントを使っているときだけ!

でも漕ぎ方の違いは分かったがなぜパドルは圧倒的にハワイのチームより大きいのになぜピッチー79-85で60キロ以上の距離を漕げるのか?それはパドルが大きいけどブレードを深くさしていないからです。タヒチのチームはブレードが大きい分ブレードの3/4しか水の中にささないのです。漕ぐときはパワー100%ではなく80%ぐらいでピッチを上げることを意識しています。そのうえ、リリースがハワイのチームに比べると早い分、速いいピッチでこげるそうです。

以上がJim FotiさんによるTahitianとHawaiianのフォームの違いです。ただ覚えとかなきゃいけないのはTahitiのShellやOPTがこの漕ぎ方ができるのは週6、一日6時間練習して体を鍛えているからです。タヒチの漕ぎ方で漕ぐにはすごいスタミナとトレーニングが必要です。なのでほとんどのパドラーたちにはハワイアンの漕ぎ方のほうがおすすめです。(自分もタヒチの漕ぎ方ではこげる自信は全くありません。。。)でもチャレンジャーはチャレンジしてみてください!

Keep Paddling,
Kenny

Ohana Paddles





Ohana Paddles は漕ぐためのパドルだけではなく、1929年代に使われていたパドル、サーフカヌー用のパドルやパドルをかけるためのハンガーなども作っています。インテリアーにできるほど素敵です。

Keep Paddling :)

Kenny

11/17/2008

自己紹介


初めましてアレックスです!

ハワイのカイルアカヌークラブで高校の頃1シーズン活躍し今年の夏休みはラニカイアウトリガークラブと漕いでました。現在はケニーとセイヤと国内と海外のレースの為トレーニングを続けてます。日本で生まれハワイで育ちまた大学の為日本に帰国した大学4年生です。
ハワイではオアフ島のカイルアと言う小さな町で育ちました。そこでは常に海に触れ海との関係の重要さにあまり意識がなかったです。海に行くのはいつでも出来る日常の一部であってなくても大丈夫だと思い込んでました。だか日本に帰国後東京都内の大学に入学し都会のFast PaceなLife Styleにとけ込めず海に癒されたい!と思い日本でのサーフィンとアウトリガーカヌーに挑戦する事にしました。そこで発見したのはハワイと同じのアロハスピリットでした。そのおかげで日本でもハワイと同じような心暖かい雰囲気とそれを一緒に楽しめる仲間たちに恵まれました。これから皆さんと一緒にパドリングを通して世界と繋がって行きたいと思います。よろしくお願いします!
 アレックス

美しいWood Paddle













今年の9月、コナに行き、地元チームKai OpuaのマスターズチームのSTEERSMAN、カラニさんに出会いました。彼は今コナでOhanaというメーカーの手作りパドルを作っています。すごくBeautifulのパドルです:)ステアーパドルや、ダブルベントのパドルなども作っています。普通のパドルより、ブレードが大きめなので、力強いパドラーにはぴったりです。最初の写真に移っているのはタヒチの強豪チームが使っている形のパドルです。写真を見て分かるように、すごく大きいです!だからあんなに早いのかな~。。。

さて、最近はハイブリッド(木のシャフトでカーボンのブレード)が多いのですが最近のハワイのパドラーたちはハイブリッドやオールカーボンのパドルではなく木のパドルに戻っているそうです。一番の理由は肩に負担がかからないこと、木はしなるのでリカバーがしやすいのと、OC-1を漕ぐときは木のほうがリズムをとりやすいからだそうです!しかも木ならぼろぼろになったら自然に戻せるので環境にもやさしい :)

この写真は今年のHawaiki Nuiの初日で上位を争うShell Va'aとEDT Va'aの写真。レース開始して4時間たってもまだこの接戦。ごらんのとおり両チームとも大きめな木のパドル。Ama側から波を受けているのにすごいチームワークと技術です!


Keep Paddling,
Kenny

ビデオ

この夏、Konaで開催されたQueen Lili'uokalani Canoe Raceに参加するためにハワイへ行ったときの練習風景です。ハワイで有名なパドラー、Jim Fotiの好意で彼のOC1(一人乗りカヌー)を借りて毎日のように練習しました。ちなみにこの川を進むと海へ出られます!

しかしデジカメで撮ったせいかあまり良いクオリティーではない・・・。


撮影:アレックス

Seiya

kennyに続き。。。

はじめまして!セイヤです。

まずは簡単に自己紹介から、
スポーツは何でも大好きで、大学入学まではサッカーと陸上をやっていました。ニューヨークに住んでいたのでウォータースポーツには縁がありませんでしたが、今はカヌーにハマっています!

まだまだ始めたばかりですが、ケニー、アレックスと共に日々トレーニングに励んでいます。どうぞよろしくお願いします!

Seiya

はじめまして~Kenny

















はじめまして!ケニーです。南カリフォルニアそだちで中高はサッカー、サーフィン、水泳、水球をやっていました。今年の夏、SeiyaとAlexと一緒にハワイに行き、パドリングしてきていろんなパドリングOHANA(家族)に出会いました。

日本に入ってきていないアウトリガーの情報が沢山あるので皆様にその情報をお届けしたいと思います!よろしくお願いします!

Kenny