6/16/2009

日本のアウトリガーの未来

皆さん湘南のパドリングチャレンジお疲れさまです

多分皆さん色々学べたいい大会だったと思います
で大会で考え始めた事なんですが

未来を完全に予測するのは不可能に近い。
でも歴史を見れば似た様なケースから学ぶ事が出来ます。

今日はハワイのアウトリガーカヌーの歴史をもとに日本のアウトリガーカヌーの未来を予測してみたいと思います。

これは自分個人の予測で全てが正しい訳ではありません。しかし、パドラーが日本のアウトリガーカヌーの未来を考える、よいきっかけになるかと思い書いたエントリーです。

昔のハワイのアウトリガーカヌークラブは影響力がなかった。

ただの海遊びだととらえられクラブは海辺にカヌーを置くのに苦労していた。それは場所がなかったわけではなく政府とコミュニティーのカヌーに対する理解が足りなかったからだ。

今ハワイに行けばアウトリガーカヌーの影響力の変化は一目瞭然。その影響力は教育のシステムにまで広がり政府が学校に与える資金の一部はアウトリガーを買う為に分けている位だ。

さてハワイでは海辺にカヌーも置けなくただの遊びだと思われ苦労していた状態からどの様に今のパドリングコミュニティーに変わったのだろう。

その変化のスタートはオアフ島のアウトリガーカヌーレーシング協会Oahu Hawaiian Canoe Racing Association (OHCRA)の設立だった。

OHCRAの設立の理由は僕が知っている範囲では島内でのレースを行うのを楽にする事とアウトリガーカヌークラブの影響力を増す為とカヌーにまつわる文化を守る理由であった。

クラブが個人で政府にカヌーの置く場所を要求しても影響力が少なすぎて変化が起こりにくかった。でも全てのクラブが一つになりOHCRAを代表役として政府に挑んだら少しづつ変化が起こり始めた。

不思議なものでこれもアウトリガーカヌーの根っこにある、息を合わせる事、一つとして動く理念から生まれた発想なのかもしれない。

でもOHCRAを設立する事だけでは何も変わらない。

本当に面白い所は設立からの流れだ。OHCRAはただスポーツをやりたい人が沢山いる為,政府のサポートが欲しいとは言わなかった。OHCRAは政府にアウトリガーカヌーはハワイの文化であり政府はその文化を守る責任があると訴えた。それを可能にしたのがOHCRAのMission Statement(綱領/グループの目的)にある。

HCRAの第一のグループ目的

1.アウトリガーカヌーとそれに関わるアクティビティーを通してポリネシアン文化の教育、参加、プロモーション、と指導をハワイ州、アメリカ、海外で行う事。

第一の目的はアウトリガーカヌーを漕ぐ人たちをサポートする事ではない。第一の目的はポリネシアン文化の教育、参加、プロモーションと指導を行う事だ。

OHCRAはこのようにアウトリガーカヌーを広める為に、これが貴重なハワイの文化である事を主張し理解を得る方向性を選んだ。 OHCRAが存在する事はコアカヌーがいまだに存在出来ている理由でもある。それはOHCRAが文化を選び文化を守る姿勢をとっているからだ。

ハワイのクラブも同じでカヌーを通して文化を伝える、ただ漕ぐ事だけではなくもっと大きな目的をもっている。

今日本では昔のハワイに似た様な問題がある、一つはカヌーを置くのに人の理解が足りなくクラブが苦労している事とアウトリガーカヌークラブの影響力が足りない事だと僕は勝手に思っている。

でもハワイと大きく違う部分がある。

一つはコミュニティーの理解を得ても置く場所自体がない事と日本のアウトリガーカヌークラブの数がまだ少ない事である。ただ日本のアウトリガーカヌーコミュニティーの凄い所はそれにも関わらず毎年漕ぐ人は増えていてクラブも次々設立されカヌーの数もどんどん増えている。

まるでコンクリートの間から生えてくる草の様に必死で伸びようとしている。

この様な事が起こっていればこの先日本のアウトリガーカヌー協会が設立されるのも夢ではないと思う。ただいつか設立されたとしてもハワイでのパターンと違って国の文化としてそれを守りたい姿勢をとる事がまだ難しい。

アウトリガーカヌーはどっちかと言えばグローバル化の結果だととらえられがちだ。でもアウトリガーカヌーは日本と昔から関わっていた海洋文化の一部だとの理解が少しづつ広まっている。

この動きがこれから日本のアウトリガーカヌー業界の大きな資産になるはずだ。

ハワイのレーシング協会を勉強しているとどんどん日本のアウトリガーの未来が明るく見えてくる。

それはパドラーとはチームワークが上手であり、努力派であり、チャレンジに挑む精神が常に鍛え上げられている人間だからだ。この様な人がカヌーを支えていて広げようとしている。

アウトリガーカヌーの根本にある価値観こそがアウトリガーカヌーを前に進めていると言っても過言ではないだろう。 後はアウトリガーカヌーに確かに存在する魅力、それは次々と人を引き寄せカヌーをこよなく愛するパドラーに変えて行く力があるからだ。


チャレンジは自分のベストを出せるチャンスでもある。

僕からは日本のアウトリガー業界はチャンスだらけに見える。笑

ダウンウィンドのウネリあり。。。最高のコンディションだ。

良ければコメントで意見を聞かせてください!皆さんどう思っているのかがしりたいです!


A Hui Ho!

Alex

6/02/2009

遅れましたが。。。

先月末にケニーと沖縄へサバニを漕ぎに行ってきました!詳細はまた本番のレース後に報告したいと思います。


遅くなりましたが、Kokua Seriesで集まったかながわ海岸美化財団への募金を先日僕らの代りにDukeさんが届けてくれました。詳しくは→かながわ海岸美化財団HP

募金総額は45,740円だったそうです。

募金してくださった皆さまありがとうございました。

Seiya